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HETZELIANER

ヴァルター・レーマイヤー
(Walter Lehmayer)

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当サイトでのあだ名は「あいつ」。やたら気になる「あいつ」だから愛情を込めて「あいつ」と命名。

我々が最初に気になったのは、彼が吹いている間じゅう全くまばたきをしないこと。ベーム75年の来日公演のブラームスの交響曲第1番の第2楽章のソロなどが顕著な例。見ているこっちがうぅぅぅぅと辛くなってくる。

その次に我々は、1番の席で吹いている時の彼の幸せな表情に釘付けになった。まるでおいしいジュースをちゅーちゅー飲むかのごとくオーボエを吹いているのが印象的だ。

しかし80年代後半から90年代にもなると3番奏者の位置に座ることもたびたび。そんな時はうって変わってマジで辛そうだ。1番の吹くソロがうらやましくてしょうがない。いちいち1番の動きに反応してしまい、一緒にブレスまでする始末。吹いてもいないのにやたら目立つ「あいつ」…。見ているこっちも同じく切なくなってしまう。かわいそうだけど、見ていて面白いのは何と言ってもこんな時だ。でもしばしばフルートのソロまで物欲しげに聴いているのは、尋常ではないと思う。我々はそういうところが大好きだが…。

肝心の演奏は、さすがに出番には命を賭けて吹いているので、心にビシバシ訴えかけるものがある。しかもまばたきひとつせずぴったり指揮者につけているのだ。多くの人が見習ってほしい模範的な行動と言えよう(もちろんまばたきの件は除くが…)。

1943年9月17日ブリュン生まれ。トーンキュンストラー・オーケストラ(1962-64)、ウィーン国立歌劇場(1964-73)をへて、1973年3月1日より正式にウィーン・フィルの仲間入りを果たす。

蛇足だが、以前Walter Lehmayerの名前を、オーストリアのマラソン大会の出場者名簿の中で見たことがある。たしかにいつもよく日焼けしているので、ひょっとしたら本人かもしれない。マラソンする「あいつ」も一度応援してみたいものだ。

(Gerade Weiher 24.Apr 2002)

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